起承転結の「結」の時代、のんびり、ゆったり、平和に楽しく過ごしたい
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地震後数日間JRが止まってしまった。
子供たちは交通手段を考えて自転車やバスで通勤していたが、私は家を出るのが怖くて買い物に行く以外は家に居た。自宅以外の場所で地震に遭うのが怖かった。
食料がみるみるスーパーの棚から消え、毎日何かしらある物を求めて、午前中に買い物に行った。
途中、よく行くブティックのおばさんが「元気?」と声をかけてくれた。
「元気じゃないわ、地震が怖くて」
おばさんは笑って「怖いの?私は全然怖くないわよ」
「えっ何で?何で怖くないの」
「だって考えてもなるようにしかならないもの。そこで人生が終わるならそういう運命なのよ。私は精一杯生きているので、いつ死んでもいいの。怖くない」
おばさんは私と同年代、色々苦労もしているみたいだった。
「60才過ぎてるし、いいじゃない?」と笑っていた。
おばさんと話して私は少し元気になった。
あの中学生が言った「地震の前の幸せ」私はまだその中にいるのだから。
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