起承転結の「結」の時代、のんびり、ゆったり、平和に楽しく過ごしたい
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「赤毛のアン1日観光」ということで、シャーロットタウンからキャベンディッシュへ移動

最初の観光は「ケンジントン駅跡」
プリンスエドワード島にはもうすでに鉄道は廃止されていて、駅跡が数箇所残っているだけだ。
アンの着いたブライトリバー駅のモデルとなったハンターリバー駅はもうなく、このケンジントン駅に面影を探す。
マシューがブライト・リバーに着いてみると、汽車のかげも形もないので、これは早くきすぎたかなと思って、小さなブライト・リバーの宿屋の庭に馬をつなぎ、駅長室へ行ってみた。長いプラットホームには人気はなく、生きものと言えばホームのいちばんはずれの砂利の山の上に、女の子が一人、すわっているだけだった。
マシューはそれが女の子だという事にもほとんど気づかずに、そのほうを見ずにできるだけ足早にそばを通りすぎた。もしそちらに目をむけたならきっと、その子の異様に緊張した態度や表情に気がつくはずであった。その子は何かをそこで待っているのだったが、さしあたり、ほかになにもすることがないので、一心不乱にただすわって待っていた。
駅長がアンに勧めた婦人専用待合室もあったが、ここでは今はパブになっていた。
目を細め、砂利の山の上に座っているアンを見たくて、暫し遠い目をする。
そんな私の横を自転車の子供たちが通り過ぎる。
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