起承転結の「結」の時代、のんびり、ゆったり、平和に楽しく過ごしたい
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リリーは自転車の前カゴに乗るのも好きだった。
よく土手まで自転車で行った。橋で下ろして川べりや公園を歩いた。
疲れるとすぐ抱っこをせがみ自転車に乗りたがった。
前足をかけて立ち、風を切って走る自転車は気持ち良かったんだろうね。
♪からだでこの世に つながれてる
僕はいったい 誰なんだろう
こころだけなら どこにも行ける
迷うことさえ おそれ おそれなければ
母やリリーが居た頃は外出は最小限にしたいので、ジュリーの事で出かけるのを最優先にしていた。他にも色々行ってみたいと思っても、つい置いてゆく事を考えると「ま、いいか」と思ってしまった。
映画も行けばかなりの時間をとられるし、それほど「見たい!」と思う映画もなかった。
今は殆ど自由なのでどこへ行こうが勝手気ままになってしまった。映画を観たりウインドーショッピングをしてもまだ今はちょっと虚しい感じはするが、そのうち慣れるだろう。
旅行に行ったり、ジュリー以外のお芝居を観たり、演奏会にも行ってみたい。
昨日、手始めに一つ演奏会の申し込みをした。ちょっとワクワクした。
♪スーツケースは 夢の重さだ
不自由えらぶ それも それも自由だ
また不自由をえらぶ日が来るかもしれないが、今は自由を楽しもう

♪映画のように ボクが死んでも
そばに居られたらいいのに
壁に貼った そのポスターに
住んで見つめて いるからずっと
大丈夫さ 大丈夫さ ボクはココにいる
♪Silence Loveの歌詞に出てくる「映画」は多分「シックス・センス」じゃないかと思う。
死んだ夫が奥さんを見守っているといる。
リリーの葬儀の翌日、家に居るのが辛くて娘と二人で映画を観に行った。
なるべく楽しい映画を観ようと思い、観たのは「ヤッターマン!」
リリーが死んだ事を思い出すような場面はないと思って選んだのに、「ヤッターワン」が出て来て、小さな犬のロボットがポロっと壊れて「ポクポクポク」とお葬式のようなものがあった。
「なんで~~」と娘と二人心でつっこんだ


「ヤッターマン!」じゃ、キネマのブログにも書けないじゃん

生瀬ボヤッキー最高!あべさだお最強!
回復の兆し、今日は朝から「生きてたらシアワセ」コンサートを見ている。
オープニングのこの曲でジュリーが「ひとつずつが特別」と指を差す。
♪消えていくイノチだけど ひとつずつが特別
君を見つけた惑星が こんなにもときめいている
銀河の外れで ひそやかに光る 青はいとしさの色だよ
リリーを飼い始めて少しして、リリーの出産計画を立て、リリーは一度嫁に行った。
と言っても、ペットショップで一泊かニ泊しただけだが、大枚はたいたが赤ちゃんは授からなかった。
その上、帰って来た時あまりにやつれていたので、可哀想で二度と行かせなかった。
この時、リリーだけでいいと思った。
よその家で子犬が産まれると少し羨ましく思ったが、リリーは私たちの愛情を独り占めした。
たまに想像妊娠のようにお乳が出ることがあった。ペンギンのぬいぐるみペンちゃんをわが子のように舐めたり、くわえて歩く姿は母親のようだった。